中国株を狙え！

ここで中国証券市場の歴史をひも解いてみよう。1966〜1976年の約10年間、中国の経済発展は文化大革命のために停滞し、政府の財政収入は年々減少していった。その後80年代の初期にかけて初めて財政赤字の問題が浮き彫りとなり、ついに81年に国債が発行された。また社債市場、株式市場も次々と開かれたが、86年までは発行市場のみでの取引が主体であった。
86年から90年までの5年間で、中国では40を超える証券会社が設立され、OTC（Over The Counter）業務を通じた店頭取引市場が大中都市に普及していった。88年には中国で初めて株価指数（静安平均株価指数）が作られ92年まで機能していた。この80年代の中国の証券市場の変化はまさに「再生期」として位置づけられるといえよう。